2009年3月17日火曜日

くだものあめ。

こんにちは。

3月も中旬にはいって、徐々に暑さが増してきました。まだピークの月ではないとはいえ、すでに昼間は40度をさくっと越えます。

ジェンネの1年の季節サイクルは、端的に言うと、やや暑→暑→雨、です。年によって前後しますが、雨季は6月や7月のはじめ頃から始まり、9月末ころに終わります。雨のピークの8月には、毎日のように激しいスコールが降ります。

いまは雨季ではありませんが、きょうの夕べに、雨が降りました。雨季以外で雨が降ることは、めったにありません。雨季の激しい叩きつける大粒雨と違い、遠慮がちに、ぱら、ぱらぱらっと降り、5分ほどでやみました。

おやおや雨だ、と空を見あげていると、近所のおじいさんが、「こういう雨を、わたしたちはトゥクリジェ・バーナという」と教えてくれました。

ジェンネ語でトゥクリジェとは、木の子ども、つまり果物。バーナは雨。この時期のたまぁに降る雨を、田んぼや牧草、魚をもたらす雨季の雨と区別して、果物をもたらす雨、「果物雨」と呼ぶそうです。

そろそろ、あちこちの家の中庭に植わっているマンゴーの木の実が色づいてきました。マリのもうちょっと南のほうからやってくるパパイヤ、バナナ、柑橘類も、市で目にするようになってきました。果物の豊かな季節です。

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