2009年4月7日火曜日

日本の歌を聞かせておくれ。

こんにちは。今日は暑く、正午には43度。でもまぁまぁ元気です。

さて、マリの人は歌が好き。

マリでよく、「日本の歌をうたって聞かせてよ」と言われます。そう頼まれるといつも困ってしまい、「おんちで恥ずかしいから、やだ」などと言って逃げます。「日本の歌」といってもあらゆるジャンルがあるので、これぞ日本の歌!とか、日本っぽい歌、という曲の選択に、非常に困るのです。

うっかり選択を間違って、わたしの好きなNumber Girlなどをアカペラで歌って、マリの友達に「まぁ、日本の歌って変!」と思われても哀しい。せっかくなら、マリの人にもすてきだな、と思ってもらえる歌を紹介したい。そんなこんなでいつも、これ!という選曲ができないでいるのです。

さて、昨晩も二階の奥さんらと中庭で涼んでいるときに"日本の歌"をせがまれ、例のごとく断ったら、彼女がとうとう怒った!「いつもいつもミクは断る!」。慌てて、「いや、たくさんあってどれを歌えばいいか分からないだけ」と弁解すると、なぜか、「じゃあ今から私がマリの歌を歌うから、そのあいだに何を歌うか
考えといてよ」という展開に。

彼女が、マリで全世代に知られているババニ・コネという女性シンガー(マリの中年女性だが、顔がどこか宇多田ヒカルに似ていると思う)の歌を熱唱している間に、私は急いで考えます。

マリでは、

1.カラっとしてリズムが分かりやすく、 
2.だけどどこかメランコリーもあり、
3.歌詞が早口すぎない。

そういう曲が万人受けしやすいように思います。嗚呼そろそろ彼女の熱唱が終わって私の番が来てしまう、という時に、1、2,3すべてに合致する歌が頭に浮かびました。

――ということで、おんちの私が皆さんの前で恥ずかしくも披露したのは、『コーヒールンバ』(西田佐知子ヴァージョン。古いですが)。歌いだすと、彼女から手拍子などいただいて、お、なかなか高感触。でも歌いながらふと気づきます。・・・この曲、果たして日本の曲なのか?

さて、興に乗ってきた彼女たちは、もう一曲!とせがんできます。二曲目も、困ったときのスタンダード。
『真っ赤な太陽』(美空ひばり)を歌います。彼女たちはステップをふんで踊りだし、こちらも好評です。

というわけで皆さん、「日本の歌」をマリでせがまれたときには、この二曲は"テッパン"です。皆さんも、マリにいらしたさいには、ぜひ。

5 件のコメント:

  1. 「幸せなら手を叩こう」とかは歌いやすく、わかりやすい。短いしね。「大きなのっぽの古時計」とか?あ、日本の歌じゃないか。難しいねー。

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  2. おふたりとも、選曲が「らしい」ですね。
    私はインドネシアでドンパン節を歌いました・・・
    思いつかなかったんだもん。

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  3. >wakanaさん

    関西の秘蔵っ子・ぽにょの関東進出はどうですか。

    ずいぶん前のことやけど、日本出発の朝に握ってくれた
    おにぎり、搭乗手続きやらに慌しく、結局パリのホテル
    で食べました。うまかったです。ありがとう。
    ぽにょのおにぎり(おかかと梅)は海を渡ったのだ。

    >Ryokoちゃん
    インドネシアでドンパン節・・・渋いね、また。
    秋田の郷土歌やったかね?

    わたしも今度なにか日本の歌をせがまれたら、
    りょこちゃんに対抗して、三池炭坑節を、
    お酒飲んでないけどほろ酔い加減のテンションで
    熱唱しようと思います。

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  4. ナンバーガール独唱はきついでしょう
    今度田渕ひさ子ちゃんとこのライブ行ってくるよー

    たま

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  5. >たま

    うん、アカペラ独唱にはきつい。
    でもパソコンに入れてもってきた「透明少女」の
    PVとか、たまに一人で聞いとる。ライブいいなぁ。

    たまの日記も読みよるよ。
    登録してないけんコメントできんけど。
    「新幹線で日帰り出張」とか、メインの移動手段が
    ロバのここにおったら、別世界のことに思へる。
    お仕事がんばって。

    みく

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